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無題

箭内 義之  双葉郡川内村

  3月12日、原発の水素爆発で富岡町から約一万人の皆さんが川内村に避難してきた。村民は材料を(自宅から)持ち寄り炊き出しをした。私のところも13日朝、おにぎりの炊き出しをした。

県道は川内村から富岡まで、車が実繋店に食料品を買うために大勢のお客様。列をつくって買い物をしていた。13日も朝早くから買い物をする皆さんが夕方まで続いていた。14日朝、家族三人で郡山市熱海町二男の家に避難し、一か月お世話になる。(息子の家族にありがとう)

  4月14日なでしこの宿大和へ移動したところ、避難していた皆さんが川内村の方々で、村に居るような感じがして嬉しかった。大和の支配人が、体の不自由(介添えが必要)な私ともう一家族の為に、女湯と男湯の二つの大浴場を貸切風呂として一時間開放してもらいました。(なでしこの宿大和の皆さんには大変お世話になりありがとうございました)

  大和の宿にヤマザキパンのいわき所長、郡山所長の二人がお見舞いに来てくれました。お見舞金を頂いた他に3月分の仕入れの代金を免除すると言ってもらいました。そして、商売を始めるときは相談してくださいと有難い言葉もあり、川内村へ帰った時は頑張るぞとの思いが込み上げました。

郡山市熱海町の皆様の優しさ、思いやりのある心に助けられ励まされ、元気・気力が出て

頑張るぞ!原発には負けないぞ!


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