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菅総理が乗ったヘリコプターを

高野 正昭  双葉町

菅総理が乗ったヘリコプターを家の窓から、「おおー!来た来た~!」と家族で眺めていました。数分後、町の防災無線から川俣町に至急避難してくださいとの放送がありリュックサックを背負い、飼い犬の「ハルトマン」のえさを確認してすぐに車で避難を開始しました。すぐに戻ってこれるから大丈夫だろうとえさの心配はほとんどしませんでした。この時は、こんなにも辛くて長い避難生活が始まるとは、思ってもいませんでした。

二本松市での避難所生活では、地元の方々の暖かい食事の提供を受けこんなにも美味いものかと改めて感謝感激でした。また夜には、支援物資の搬入に自衛隊の方々が大勢こられ迷彩服姿の彼らは、とても勇ましく、カッコ良く寒い中もいとわずあっという間に引き上げていかれました。

「すげ~!」「かっけ~!」周りにいた我々の言葉です。

一時帰宅で、変わり果てた愛犬の姿を見て、せめて首輪を外してくればよかったと後悔の日々です。今は、天国で元気に走り回ってくれることを願っております。「ハルトマン」、今度の一時帰宅には大好きだった骨ガム持っていくからね。ごめんね。


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