Don’t Forget 3.11
斉藤 正裕 いわき市平
3.11、午後2時46分、携帯のアラームが一斉になり、多くの人間の人生が一変した。これまで経験したことのない避難所を転々と移動する流浪の日々が続いた。
訪れた避難所は、大切なものを失った人で溢れ返っていた。
避難生活中は、行こうと思っていた映画、参加するはずだったイベント、スケジュールアラームが鳴っては、『これもダメだったな』と通知を消す日々が続いた。なんと無気力な日々を過ごしているのだろうという後悔だけが募った。
そんな日々の中で、同じ被災者の温かい励まし、ボランティアスタッフの人情に触れ、
気がつくことができました。
それは、自分を立て直すことが復興の第一歩なのだということでした。